フリーランスの攻略本

【会社員脱出】将来性が高いフリーランスの仕事23選!【キャリア設計も】

「フリーランスの仕事ってどんなものがあるの?」

「頑張って働いても、なかなな年収が上がらない」

「今の仕事を続けるのは不安だけど、かといって特別なスキルがあるわけでもない」

この記事にたどり着いたあなたは、フリーランスという働き方に興味を持っているのでは。

フリーランスは、企業に属さず、個人で仕事を受注して働く生き方。場所や時間、人間関係に縛られず働けることから、フリーランスに憧れを感じる人は増えています。

しかし、この記事を読んでいるあなたは、フリーランスについて様々な不安を抱えているのではないでしょうか。

「フリーランスってどんな仕事をしているの?」

「スキルのない自分でも稼げるのかな……」

結局フリーランスって、正社員よりも不安定なんじゃないの?」

結論、適切な努力をすれば誰でも、サラリーマン以上の収入を継続的に稼げるようになります

また、将来性の高い仕事につきたいなら、Webマーケターやデータサイエンティスト、エンジニアを目指すのがおすすめ。

この記事では、フリーランスのWebライター・Webコーダーとして活動する筆者が、将来性の高いフリーランスの仕事を23個紹介します。

この記事を読めば、フリーランスの始め方を完全に理解でき、あなたの理想の働き方に一歩近くことができます。

30秒で分かるフリーランス向けサイト
  1. 未経験からでも正社員以上の収入を継続的に得ることは可能
  2. 稼げる仕事に就きたいならWebマーケター・データサイエンティスト・エンジニアがおすすめ
  3. 複数の仕事を掛け合わせることでフリーランスの市場価値を圧倒的に高められる
  4. 気になる仕事は全てやってみて適正を判断しよう

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気になる内容をタップ

1. フリーランスの仕事の構造は4段階

フリーランスの全ての仕事は、4ステージのいずれかに属します。ポジションが上がるにつれて、年収の上限は上がっていきます。

フリーランスの仕事を見ていく前に、まずは、各ステージの特徴を把握しておきましょう。

フリーランスの全ての仕事は、4ステージのいずれかに属します。ポジションが上がるにつれて、年収の上限は上がっていきます。

フリーランスの仕事を見ていく前に、まずは、各ステージの特徴を把握しておきましょう。

1-1. コンテンツ制作

コンテンツ制作とは、制作物を作成してクライアントに納品し、対価として報酬をいただく仕事のこと。企業から外注を受けて仕事をすることがほとんどです。

たとえば、ライターや動画編集者、プログラマーなどは、企業にお願いされた成果物を作ってお金を稼ぎます。

コンテンツ制作の仕事は、月収40~50万円程度が上限です。

単価が低めな上に、収入を自動化することが難しいため、作業の手を止めてしまったらすぐに報酬が落ちます。

とはいえ、年齢や実績に関係なく月収40~50万を目指せるのはとても魅力的。

コンテンツ制作領域の仕事だけでも、十分に家族を養っていくことができます。

1-2. マーケター・ディレクター

フリーランスのステージ2は「マーケター・ディレクター」ポジション。

マーケター・ディレクターは、コンテンツ制作者に仕事の指示を出したり、コンテンツの編集をしたりする、いわば”チームのまとめ役”を担う仕事です。

マーケター・ディレクターには、コンテンツ以上に「人をまとめるスキル」が求められます。

たくさんのコンテンツ作成者を管理しつつ、プロジェクトの成果を生み出すことは簡単ではありません。

しかし、人を束ねるスキルを十分に身につければ、月収100万円以上を目指せる仕事です。

フリーランスとして安定した暮らしを送るためには、ディレクターポジションにたどり着けるかどうかが一つの指標になります。

1-3. 事業責任者ポジション

事業やプロジェクトの責任者になれば、収入の上限はさらに上がります。

事業責任者は、プロジェクトの方向性や目標を定め、各ディレクターに適切な指示を出します。人を管理するのに加え、組織の構築力や決断能力も不可欠です。

事業責任者ポジションは、経営者の働き方にかなり近いといえるでしょう。

事業で成果を出せれば、収入を完全に自動化できるため、時給労働から完全に解放されます

1-4. 経営者

フリーランスの最終地点は「経営者」です。

実は、フリーランスの働き方は経営者にそっくりなんです。違いは、仕事を行うのが個人か組織か、という点のみです。

経営者の収入は圧倒的。大規模な事業を複数運営すれば、年収1億円はくだらないでしょう。

もちろん、経営者として成功するのは簡単なことではありません。フリーランスになりたい人全員が経営者を目指す必要は全くないです。

あなたがまず目指すべきなのは、コンテンツ制作者として十分な収入を得ること。ディレクターポジションにまでたどり着ければ、会社員の平均をはるかに超える収入が期待できます。

2. フリーランスの仕事23選

フリーランスの仕事は、大きく5種類に分けられます。

中には、種類が重なる仕事もあります。あくまで大雑把に分類したものであることに注意してください。

それぞれ、適正や年収、将来性が大きく異なります。「これさえ学んでおけば間違いない!」というスキルはありません。

自身との適正やキャリアプランと照らし合わせながら、フリーランスの仕事をチェックしていきましょう。

2-1. マーケティング系の仕事7選

マーケティング系は、クライアントのサービス・商品を売るためのコンテンツを作成する仕事がメインです。

Webマーケター・Webディレクターになれば、収入の天井が上昇します。

1. Webライター

仕事内容Webメディアやブログに掲載する記事を書く
平均年収約300万円
難易度未経験でもチャレンジしやすい
適正好奇心旺盛/勉強好きな人
仕事を見てみるクラウドワークス
ランサーズ
サグーワークス

Webライターは、Web上のメディアやブログに掲載される記事を執筆する仕事です。

Googleで何かを検索した時、記事が上から下へと表示されます。ユーザーにとって有益な記事であるほど、検索上位に表示されるようになっています。

Webライターの使命は、検索結果の上位に表示される記事を作ることです。

フリーランス白書2019」によると、文筆系フリーランスの平均年収はおよそ250~300万円となっています。

年収割合
200万円未満32%
200万円以上400万円未満26.9%
400万円以上600万円未満21.5%
600万円以上800万円未満8.2%
800万円以上1000万円未満5.5%
1000万円以上1200万円未満2.3%

「意外と年収低いな」と感じたかもしれませんが、Webライターの平均年収には業界の構造が影響しています。

Webライターは、未経験でも気軽に始められる仕事です。そのため、スキルの低いワーカーが大量発生してしまい、全体として平均年収が下がっているのです

多くのWebディレクターは「こんなにたくさんライターがいるのに、スキルのある人材が全然見つからない」と頭を抱えています。

つまり、毎日しっかりとスキルを磨き続ければ、余裕でライバルに差をつけられるのです。Webライターの数が多いからといって、競争が激しいわけではありません。

好奇心が強く、新しい知識を取り入れることに抵抗がない人は、Webライターに向いています。仕事を獲得する難易度も低いので、ぜひ挑戦してみてください。

10年後も生き残れるWebライターの特徴5選
  1. 自分のブログ・メディアを運営している
  2. SEOで確実に結果を出せる(書いた記事が上位表示される)
  3. 誰よりも詳しく書けるジャンルがある
  4. 執筆だけでなく、他人が書いた記事の編集・校正ができる
  5. コラム記事・インタビュー記事も執筆できる

2. Webサイト・LP制作

仕事内容クライアントのWebサイトを制作する
平均年収500万円~600万円
難易度普通(3~6ヶ月の学習が必要)
適正コードを書くのに抵抗がない人
仕事を見てみるクラウドワークス
ランサーズ

クライアントのWebサイトやランディングページ(商品を売るためのページ)を作成・リニューアルする仕事です。

案件によっては、サイトの更新や保守運用まで任せてもらえることもあります。

そんなWeb制作の平均年収は、500~600万円。サイトを作るだけでなく、マーケティングやセールスなどの付加価値をつけられれば、月収100万円も射程圏内に入ります。

Webサイトを制作するには、HTMLやCSSなどのプログラミング言語や、WordPressと呼ばれるサイト管理システムへの理解が必要になります。

サイト制作に必要なスキル詳細
HTMLサイトのパーツを作る言語。
CSSパーツをデザイン(色、大きさや配置など)する言語。
JavaScriptサイトに動きをつけるプログラミング言語。
WordPress多くのサイトに適用されているシステム。
その他Webデザイン、マーケティングなど。付加価値があるほど、収入も上がる

また、サイト制作を効率よく習得するなら、プログラミングスクールへ入学するのがおすすめです。スクールでは、サイト制作スキルを現役エンジニアから直接教えてもらえます。

プログラミングスクールはかなりの数がありますが、筆者のおすすめは3つです。

おすすめのプログラミングスクール3選

数ヶ月の学習で始められ、高収入も期待できるサイト制作。しかし、長い目で見ると、サイト制作の仕事にはいくつかの不安要素があります。

最も大きな懸念点は、ノーコードツールの登場。プログラムを書かずとも、誰でも簡単にサイトを作れるツールが続々と誕生しているのです。

現時点では、ノーコードで作ったサイトは安っぽく、クオリティが高いとはいえません。しかし、クオリティの向上は時間の問題でしょう。

サイト制作者が生き残るには、スキルの掛け合わせが鍵になります。

たとえば、サイト制作に加えてマーケティングスキルがあれば、自分で作ったWebサイトに自分で集客することができます。

サイト制作を軸に、どれほど業務の幅を広げられるか。付加価値の大きさが、サイト制作者の今後を左右するでしょう。

サイト制作が気になっている人は、まずは無料でコードを書く練習をしてみましょう。「Webサイトってこうやって動いているのか!」と実感できるはず。

プログラミングスクール「テックアカデミー」で、プログラミングを無料体験できます。ぜひ試してみてください。

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3. 動画編集

仕事内容動画を作成・編集する
平均年収400万円
難易度未経験からでも始めやすい
適正映像制作に興味のある人/写真が趣味の人
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ランサーズ
レバテッククリエイター

フリーランス動画編集者の平均年収は、約400万円。

YouTubeの動画を制作する場合、単価は3,000円~15,000円程度が一般的。10,000円の案件を月20本納品すれば、月収は20万円になります。

20本も動画作って20万円は安すぎない?」と感じたかもしれませんが、動画編集者にも単価を上げる方法が複数あります。

また、動画広告の市場規模は、今後も爆発的に伸びていくことが予測されてます。フリーランスとしての将来性もバツグンです。

動画編集者の年収の上げ方3選
  1. 案件1本あたりの単価を上げる
  2. YouTube案件以外の仕事も受注する(ウェディングムービーや動画広告など)
  3. マーケティングの勉強をして動画広告(マーケティング)の案件を受注する
動画広告市場の成長グラフ
(引用:サイバーエージェント)

でも動画編集って難しそうじゃん。センスがないと無理なんじゃないの?」と、あなたは思っているかもしれません。

実は、動画編集の難易度は決して高くないのです。低単価の案件であれば、独学開始から1ヶ月で案件を取ることも可能です。

実際、筆者の知り合いの動画編集者にインタビューしたところ「動画編集は、サイト制作で稼ぐよりもはるかに簡単」と言っていました!

独学をするなら、ビジネス系・教育系の動画を参考に編集を練習してみましょう。

ビジネス系・教育系の動画は、編集がシンプルでスッキリしているので、初心者の練習に最適です。

まずは、編集ソフト「Adobe Premiere Pro」などを使い、動画制作を体験してみましょう。

マコなり社長の動画
マコなり社長」のYouTube 動画より。
テロップや効果音がシンプルで、内容に集中できるよう作られている。

4. コピーライター

仕事内容商品を売るための文章を書く
平均年収450~500万円
難易度やや高い(経験が重要)
適正マーケティング思考がある人
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ランサーズ

求人ボックス」によると、正社員コピーライターの平均年収は474万円。

フリーランスの場合、スキルレベルによって収入が大きく変動します。ヒット商品のコピーを継続的に担当できれば、年収1000万円も狙えます。

コピーライターの仕事は様々ですが、大きく分けて以下の2種類です。

コピーライタの仕事は2種類
  1. 広告のコピー作成
  2. セールスページ・ランディングページのコピー作成

どちらにせよ「企業に利益をもたらす文章を考える」役割は変わりません。

コピーライターは結果主義の側面が強い業界だと言えるでしょう。コピーを書いた商品が飛ぶように売れれば、いくらでも収入は上がります。

責任は大きいものの、スキルの高いコピーライターになれば、将来仕事に困ることはほとんどありません。

なぜなら、商品を売るための「広告」が消える可能性は、ゼロに等しいからです。商品がこの世に存在する限り、セールスコピーの需要は消えません。

また、コピーライターとして独立するためには、3ルートが考えられます。

広告代理店に勤務すれば、コピーの書き方やマーケティングの基礎、広告運用など、フリーランスにとって役立つスキルを吸収できます。

コピーライターになるキャリアプラン3選
  1. 広告代理店に数年勤務した後、独立
  2. 独学しつつブログ・アフィリエイトを運用してスキルアップ
  3. セールスコピーのスクールに通う

5. Webデザイナー

仕事内容Webサイトのデザインを作成
平均年収363万円
難易度未経験でも可能だが、経験数が重要
適正ユーザー視点のある人
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ランサーズ

dodaの調査によると、Webデザイナーの平均年収は363万円。他の仕事に比べて、年収の天井が低めなのが特徴です。

サイトのデザインを考案・作成するのが、Webデザイナーの仕事です。

クライアントの要望をデザインに落とし込む必要があるため、Webデザイナーにはコミュニケーション能力が必須です。

フリーランスの中で、Webデザイン一本で生計を立てている人は多くありません。他のスキルと掛け合わせて、年収を高めるのが一般的です。

Webデザイナーのスキル掛け合せ例3つ
  1. Webデザイン×サイト制作: デザインからサイト立ち上げまで一人で担当する
  2. Webデザイン×UI・UXエンジニア: ユーザーにとって使いやすいデザインを作成する
  3. Webデザイン×マーケティング: ランディングページ・セールス特化型のWebデザイナー

特に、サイト制作で独立したい人は、Webデザインのスキルがあるだけで受注できる案件が大幅に増えます。

また、Webデザインでは、センス以上に「ユーザー思考」が重要です。

成果の出せるWebデザインは、ユーザーに120%最適化されています。ボタンの形や色、フォントのサイズやパーツの並びまで、全てのデザインに「そこにあるべき理由」があります。

そのため、あなたにデザインやイラストの才能がなくても大丈夫。良いデザインに毎日触れ、アウトプットを繰り返していけば、Webデザインは必ず上達します。

Webデザイナーに興味があるなら、「テックアカデミー」でプロのデザイナーから直接ノウハウを教えてもらうのがおすすめです。

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6. Webマーケター

仕事内容Webの施策を通じて、商品・サービスの売上を最大化する
平均年収500~600万
難易度普通~やや高。コンテンツ制作からキャリアアップが王道。
適正好奇心が強い人
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doda平均年収ランキングによると、Webマーケターの推定年収は500~600万円。とはいえ、Webマーケターの業務の幅はかなり広いため、年収を一概に言うことは出来ません。

フリーランスのマーケターの中には、年収1億円を超える人もいます。

Webマーケターは、仕事内容に応じて、大きく3種類に分けられます。

Webマーケターの仕事内容3選
  1. Web広告を運用する「広告運用マーケティング」
  2. SEO対策を行う「コンテンツマーケティング」
  3. SNSでマーケティングを行う「SNSマーケティング」

ここまで紹介してきたフリーランスの仕事は、全てWebマーケティング業務の一部分。

ライターもサイト製作者もデザイナーも、Webでお客様を集めて、商品を買ってもらうために働いています。

Webマーケターは、彼らクリエイターに協力してもらい、Web上で集客をするための仕組みを作っていく仕事です。

とはいえ、いきなりWebマーケターとして独立するのは難しいのも事実。将来的な需要が高く、責任も大きい分、豊富な経験と高いスキルが要求されます。

おすすめな独立ルートは、Webライターや動画編集などの「コンテンツ制作」ステージからキャリアを始め、徐々にマーケターポジションに移行すること。

このキャリアアップルートであれば、マーケティングスキルを着実に身につけつつ、上流工程の仕事にステップアップできます。

また、Webマーケティングを最短で学び独立したいなら、マーケティングスクールでプロマーケターの指導を受けるのがおすすめ。独学より、はるかに早く成長できますよ。

広告運用をスクールで学ぶ!

7. Webディレクター

仕事内容サイト制作・設計のプロジェクト管理
平均年収450~500万円
難易度マーケターと同じ
適正リーダーシップ・コミュニケーション能力
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Webディレクターの平均年収は450~500万ですが、フリーランスとして力をつければ1,000万円越えも難しくありません。

Webディレクターは、サイト制作案件のリーダーとして、クリエイターの指揮をとる役割を担います。

クライアントの要望をヒアリングし、プロジェクトの要件やスケジュールを定義。ライターや動画製作者、エンジニアなどのコンテンツ制作メンバーに仕事を割り振ります。

Webディレクターは、前述した「マーケター・ディレクターポジション」に属する仕事。クリエイターからステージが1段階上がった分、求められるスキルも幅広くなります。

Webディレクターに必要なスキル3選
  1. クライアントの要望を正確にヒアリングするスキル
  2. チームメンバーをまとめるリーダーシップ
  3. プロジェクトの進行・KPI管理スキル

マーケター同様、Webディレクターも完全な成果主義。事業を成功に導くリーダーシップと強い責任感が要求されます。

その分、収入の天井が1,000万円~と高く、将来的にも安定して売上を生み出せます。

本記事を読んでいるあなたには、ぜひWebディレクターを目指して精進していただきたいです!

2-2. クリエイター系の仕事4選

マーケティング系とクリエイター系の大きな違いは、企業と取引しているかどうかです。

基本的にマーケティング系は、企業から案件を受注して仕事をします。フリーランスとはいえ、企業の存在なしにお金は稼げません。

一方、クリエイター系の仕事は、自分で作った商品をお客様に直接買ってもらます。

ゼロから価値を生み出すのは大変ですが、好きなことに情熱を注げる働き方ともいえます。

この記事ではクリエイター系の仕事を4つ紹介します。

1. イラストレーター

仕事内容イラストを書く
平均年収345万円(正社員)
難易度イラストのみで独立するのは厳しい
適正絵が好き
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フリーランスのイラストレーターの平均年収に関して、明確なデータは不明です。

しかし、2006年に日本イラストレーター協会が実施したアンケートによると、フリーランスイラストレーターのおよそ52.5%が、年収100万円未満だと答えています

Webの発展に伴い、さすがに平均年収は向上していることが推測できます。とはいえ「稼げる人と稼げない人の差が激しい」業界構造に変化はないでしょう。

イラストレーターは、企業のロゴやWebページの挿絵、キャラクターのイラストなどを作成する仕事です。

Web上でのイラスト作成はもちろん、雑誌やパンフレットなど紙媒体に掲載するイラストを描くこともあります。

また、企業から案件を受注するだけでなく、直接お客様にお金を払っていただいて売上を作る働き方もできます。

顧客に直接商品を売る働き方3例
  1. SNSでイラストを販売する
  2. イラスト集を作って販売する
  3. 友人や知人のイラスト作成をお手伝いする

イラストレーターは、マーケティング系とクリエイター系の両方の側面があるわけです。

イラストレーターに向いているのは、シンプルに「絵を描くのが大好き」な人。

絵を描くことに対して特別な思いや向上心がないのであれば、無理にイラストレーターを目指す必要はありません。

「昔から絵を描くのが大好き」「誰よりもイラストを上手く描きたい」という熱量がある人が、イラストレーターを目指すべきでしょう。

イラスト作成の仕事は、クラウドソーシングサイトを利用すれば、副業として気軽に案件を受注できます。

企業から仕事を受ける場合は、自分が描いた絵をポートフォリオとしてまとめておくことがおすすめ。実績があれば、企業があなたの画力を一目で判断できます。

2. YouTuber

仕事内容YouTubeへの動画投稿。企画/撮影/編集
平均年収100万円未満
難易度難しい
適正視聴者のリアクションに一喜一憂しない人
仕事を見てみるYouTube

「ユーチューバNEXT」のアンケートによると、回答者YouTuberの61.5%が、月収5万円未満であると回答しました。

あなたのイメージ通り、稼いでいる人と稼いでいない人の差が激しいのが、YouTube業界の基本構造です。

YouTubeで稼ぐためには、”ジャンル選び”が最重要です。

2021年現在、多くの芸能人がYouTubeに参入しています。素人がエンタメ系の動画で稼ぐのは、ほぼ不可能といってもいい状態です。

YouTuberの平均月収グラフ
(引用:YouTuberの月収は1~5万円、作業時間は1日3時間以内が最多【シニアガイド】)

しかし、YouTubeの動画ジャンルは、エンタメ系以外にもたくさんあります。まだ情報量が少なく、将来流行りそうなジャンルの動画を上げ続ければ、専業YouTuberとして独立できる可能性があります

たとえば、筆者が強くおすすめするジャンルは「仮想通貨」。

仮想通貨の流れは年々上向きになっているので、今のうちに高品質な動画をアップしておけば、ライバルを大きく出し抜けます。

仮想通貨のように、初心者がとっつきづらい知識をわかりやすく解説する動画であれば、お笑いのセンスは必要ありません。

YouTubeで「仮想通貨」と検索した時の画面
2021年11月時点で「仮想通貨」と検索した時の画面。
わかりやすい動画はまだまだ少ない上に、絶対的なインフルエンサーも不在なジャンルです。

仮想通貨以外にも、いくつかの基準から、稼げそうなジャンルを見極めて参入するのが良い戦略です。

YouTubeを撮影・投稿するのは、実はノーコスト。スマホで撮ってそのままアップロードしてしまえばいいのです。

迷うくらいなら、今すぐアクションを起こしましょう。実践が一番の勉強です。

動画編集におすすめのツールは「Adobe Premiere Pro」。今なら7日間無料キャンペーン中です。

YouTube動画の狙い目なジャンル3選
  1. 将来に流行することが予想されるジャンル
  2. まだ著名なインフルエンサーが少ないジャンル
  3. 初学者には難しいがあなたは大好きで詳しいジャンル

3. 情報商材の販売

仕事内容インターネットで情報を販売する
平均年収不明
難易度商材作成自体は簡単だが、他に必要となるスキルが多い
適正特になし

情報商材の販売のみで独立することは難しいですが、ビジネスの一部として取り組むのは非常におすすめです。

情報商材とは、インターネットで売買できる情報のこと。知識やノウハウをPDFにまとめて、インターネットで販売します。

情報商材の作成は、フリーランスの仕事として最初に取り組むものではありません。

大量の情報に無料でアクセスできてしまう今、どこの誰ともわからないあなたのコンテンツにお金を払う人はいませんよね。

情報商材で利益を上げるための条件3つ
  1. 特定の分野で一定以上の実績がある
  2. ブログやSNSで影響力がある=フォロワーが多い
  3. 普段から無料で良質な情報を発信している

要するに、お金を払うに値する「権威性」「信頼性」が必要だというわけです。

近年は「楽して稼げる」系の、詐欺まがいの商材も増えているため、信頼度の重要性は一層高まっています。

おすすめのルートは、フリーランスとして特定の仕事で実績を作りつつ、ノウハウをブログ・SNSで発信し、フォロワーが増えた段階で情報に値段をつけること。

今の時点では「こんな稼ぎ方もあるんだな」と思っておくだけで大丈夫です。

4. ブログ・アフィリエイト

仕事内容ブログを運営して広告収入を得る
平均年収400万円
難易度難しい
適正フリーランスなら全員やるべき

ブロガー・アフィリエイターは、サイト内に貼り付けた広告から収益を得ます。

記事で紹介した商品がユーザーに売れたり、広告がクリックされたりすると、収益の一部を企業から受け取れるという構造です。

ブログの年収には、文字通り天井がありません。日本トップクラスのブロガーには、年収が1億円を超えている人もいます。

ブログからの広告収入で生活するのは、正直かなり難しいです。

しかし「フリーランス全員がブログを運営するべき」というのが筆者の意見。

なぜなら、ブログ運営にはメリットが多すぎるからです。

フリーランスがブログを運営するメリット7選
  1. フリーランスの名刺代わりになり信頼度が上がる
  2. ブログ経由で自分のサービス・商品を売れる
  3. Webマーケティングスキルが身につく
  4. SEOが身につき、SEOマーケティングの仕事を受注できる(ブログを実績として使える)
  5. Webサイト分析ツールの使い方が身につく
  6. PDCAを高速で回すスキルが身につく
  7. 圧倒的な継続力・タフネスが身につく

もはや、ブログをやらない理由を探す方が難しいです。

最初は週1記事の更新からでもOK。ブログで稼ぐのに一番重要なのは「継続すること」です。

2-3. Webプログラマー系の仕事4選

経済産業省の試算によると、2030年には79万人ものIT人材が不足するとのこと。

IT人材の需要グラフ。年々人手不足になっていることがうかがえる。
(引用:IT人材需要に関する調査:経済産業省委託事業)

どの企業も、スキルの高いエンジニアを喉から手が出るほど欲しがっています。

つまり、高い技術を持ったエンジニアは将来的に需要が高く、フリーランスとして安定した収入を確保できます。

ここからは、フリーランスエンジニアを4つに分けて、それぞれの役割を詳しく解説していきます。

1.フロントエンドエンジニア

仕事内容Webアプリの「目に見える部分」を設計
平均年収870万円(レバテックフリーランス)
難易度普通~やや難しい
適正プログラミングが好き
仕事を見てみるレバテックフリーランス

大手エージェントサイト「レバテックフリーランス」に登録しているフロントエンドエンジニアの平均年収は870万円。

フロントエンドエンジニアは、Webアプリやサイト画面の「目に見える部分」を設計する仕事

HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使い、デザイナーが作ったデザインをプログラム化していきます。

サイト制作の仕事も、広い意味では「フロントエンドエンジニア」の領域に含まれます。

フロントエンドエンジニアは、サイト制作以外にも、アプリケーションや管理システムなどの作成も行います。正直、サイト制作よりもはるかに難易度が高いといえるでしょう。

フロントエンドエンジニアとして独立するルートは2通りあります。

エンジニアの独立ルート2通り
  1. 書籍かプログラミングスクールで勉強してそのまま独立
  2. 正社員として2~3年勤務して独立

おすすめは圧倒的に後者。エンジニアは仕事の経験が命だからです。

また、「レバテックフリーランス」のようなエージェントサイトでは、実績がないと仕事のオファーがきません。年収870万円は、あくまでスキルが熟達したワーカーの平均年収です。

エンジニアとして転職するなら、レベルの高いポートフォリオ(制作物)を作り、スキルを目に見える形でアピールする必要があります。

まずは書籍や「Progate」でコスパ良く勉強して、得た知識を使って簡単なサービスを作ってみましょう。

2. バックエンドエンジニア

仕事内容Webアプリの「目に見えない部分」を設計
平均年収876万円(レバテックフリーランス)
難易度普通~やや難しい
適正PCが大好き
仕事を見てみるレバテックフリーランス

レバテックフリーランス」に登録しているバックエンドエンジニアの平均年収は、876万円。フロントエンドと同じく、あくまでレバテックフリーランス登録者の平均です。

バックエンドエンジニアは、Webアプリやサービスの「目に見えない部分」を設計する仕事です。例として、インスタグラムを見てみましょう。

(引用:「パンケーキ」で検索した結果:Instagram)

インスタに限らずWebアプリには「データベース」が存在し、ユーザーのデータや投稿などが格納されています。データベースは、ユーザーからは見えない部分に置かれています。

画像のように「パンケーキ」と検索すると、データベースに向けて「パンケーキに関する画像を提出して!」と指示が飛びます。データベースはパンケーキの写真を抽出して、画面に送信します。

このような、目に見えないところで機能するシステムを開発するのが、バックエンドエンジニアの主な仕事です。

フロントエンドエンジニアと同じく、正社員として数年間勤務した後に独立するのがおすすめです。

バックエンドのおすすめプログラミング言語3選
  1. Ruby(Ruby on Rails)
  2. PHP(Laravel)
  3. Java

3. アプリエンジニア

仕事内容スマホアプリの開発
平均年収936万円(レバテックフリーランス)
難易度難しい
適正プログラミングが好き
仕事を見てみるレバテックフリーランス

IOSやAndroidのアプリを開発するエンジニアです。レバテックフリーランスに登録しているアプリエンジニアの平均年収は、936万円でした。

アプリエンジニアが使うプログラミング言語は、Objective-CやSwiftが主流です。

とはいえ、近年は便利な言語が続々と登場しているため、アプリエンジニアには継続的なスキル習得が欠かせなくなっています。

また、アプリエンジニアは、正社員経験なしに独立するのはほぼ不可能です。

プログラミング言語の難易度が高い上に、案件ごとに必要となるスキルが大きく変化するため、独学のみで戦える世界ではありません。

IT転職エージェントを利用して、早めに希望の就職先を探し始めましょう。

4. インフラエンジニア

仕事内容Webシステムが作動する環境を作る
平均年収768万円(レバテックフリーランス)
難易度普通~やや難しい
適正PCが大好き
仕事を見てみるレバテックフリーランス

インフラエンジニアの平均年収は、768万円でした。レバテックフリーランスに登録しているエンジニアの中では、やや安めになっています。

インフラエンジニアの主な仕事は、アプリやシステムが作動する環境を整えること。いわば、縁の下の力持ち的な役割を担います。

もともと「インフラ」とは、社会生活に欠かせない基盤を意味する単語。水道や電気など、なくなったら全ての生活が崩れる大事なものを指します。

インフラの重要度は、ITの世界でも同じ。インフラエンジニアの仕事は半永久的になくならないため、スキルがあれば一生生活に困ることはないでしょう。

2-4. スクール・コンサルタント系4選

スクール・コンサルタント系は、企業やお客様に対してノウハウを教えたり、アドバイスをしたりする仕事です。

自分が持つ専門知識を120%活かせる仕事だといえるでしょう。常に自分を磨き続ける必要があるものの、市場価値も非常に高いです。

1. スクール

仕事内容ノウハウをお客様に教える
平均年収不明だが、上限はなし
難易度事業による
適正主体的に動ける人・熱狂的に好きなものがある人

「スクール」と聞くと、一等地に教室を構えてビジネスを展開するイメージが浮かぶかもしれません。

今回紹介するスクールは、もっと小規模な事業も含みます。

店舗型スクールはもちろん、ZOOMを使ってオンラインでノウハウを教えるのも「スクール事業」になります。

スクール事業は、自分の趣味やスキルを人に教えてお金を稼ぐ仕事です。内容は、需要さえあればなんでもOK。

スクールビジネス・5つの例
  1. 料理教室
  2. 少人数制プログラミングスクール
  3. ビジネススキルスクール
  4. キャンプ教室
  5. 手芸・あやとり教室

スクール事業の魅力は、収益の自動化を実現しやすい点です。

オフラインやZOOMで直接教えるだけでなく、テキストや録画済みの動画を配布すれば、自分が稼働しなくても売上を生み出せます。

また、スクール卒業生を卒業生専用コミュニティに誘致すれば、継続的な収益も発生。スクール事業は、工夫次第でさまざまな売上ポイントを作ることができます。

スクールを運営するには、集客力やマーケティング力、情報発信スキルなど幅広い能力が必要。

スクール運営で磨いたビジネススキルは、他の業務でも必ず役に立ちます。フリーランスとしての戦闘力を底上げしたいなら、スクール運営がおすすめですよ。

2. 企業コンサルタント

仕事内容他社の業務を支援し売上を上げる
平均年収1000万円~(toBコンサルタントの場合)
難易度難しい
適正責任感が強い

企業向けコンサルタントの年収目安は1000万円。成果次第では、さらなる高収入も期待できます。

企業向けコンサルタントは、企業の業務を支援して売上アップを目指す仕事です。

社内には蓄積されていない、専門的なノウハウや知識を提供することで、ビジネスの発展を後押しします。

企業向けコンサルタントに求められるものは「専門知識」と「豊富な経験」です。

コンサルタントになるのに、特別な資格はいりません。コンサルタントを自称すれば、その日からコンサルタントになれます。

一方、その手軽さゆえに、スキルが低く胡散臭いコンサルタントが爆増しているのが現状です

ですから、フリーランスのコンサルタントには、豊富な経験と実績に裏付けられた”信頼感”が欠かせません。未経験で独立しても、案件を受注するのは難しいでしょう。

そのため、コンサルファームで正社員として2~3年ほど実務経験を積み、実績を作った後に独立するのがおすすめです。

成果主義で責任は重いですが、収入は青天井。フリーランスとして大きな成果を上げたい人に、コンサルタントはおすすめの仕事です。

3. データサイエンティスト

仕事内容ビックデータを使い、KPIの設定/達成を目指す
平均年収800万円
難易度難しい
適正マーケティング思考がある

データサイエンティストの平均年収は800万円前後。近年市場価値が高まっていることから、平均年収も伸びていくことが予測できます。

データサイエンティストの仕事内容を一言でいうと「ビッグデータを分析・利用して利益アップを目指すこと」。

ビッグデータとは、社内に蓄積された顧客の様々なデータのまとまり。今までに自社製品を購入してくれた顧客のアクションや生活傾向、流入経路などが細かくまとめられています。

データサイエンティストは、このビッグデータを収集・加工・分析して、事業目標達成に活かしていきます。

何よりも豊富な経験が重要な仕事であるため、データサイエンティストも、正社員勤務の後独立するのが王道ルートです。

データサイエンティストに転職するなら、スクールや書籍、動画コンテンツなどを用いて十分に学習をしておきましょう。

4. スポーツインストラクター

仕事内容食事管理や筋トレの指導をする
平均年収300万円
難易度易しい
適正スポーツが好き

スポーツジムやフィットネスクラブでの勤務経験があるなら、インストラクターとして独立するのもありでしょう。

インストラクターは、スポーツ施設と業務委託契約を結び、フィットネスレッスンの講師をしたり、会員の筋トレ指導・食事管理を行ったりする仕事です。

給与は、1レッスンごとに支払われる形態が基本。1レッスンあたり3,000円~5,000円が相場です。

筋トレやヨガなどのフィットネスが大好きな人には、まさに天職だといえる仕事でしょう。収入の天井は低いものの、時間の融通が効きやすいため、他の仕事との掛け合わせも無限大です。

フリーを目指す場合、正社員としてフィットネスクラブに勤務し、会員からの人気を獲得してから独立するのがおすすめ。

このルートであれば、独立直後からお客様に困らず活動できます。

2-5. オフライン系の仕事4選

「フリーランス=Web系の仕事」というイメージを持っている人が多いです。

しかし、オフラインの活動で稼ぐフリーランスもたくさんいます。決して、Web系の仕事だけに絞る必要はないのです。

特に「コミュニケーションを取るのが好き」「リモートが普及しているけど、結局リアルには敵わない!」という人は、オフライン事業にも取り組んでみるのがおすすめですよ。

1. 不動産投資

仕事内容不動産を購入/管理/運営する
平均年収100万円~1000万円
難易度普通~やや難しい
適正DIYが好きな人

不動産投資や、所有する不動産に暮らす人から家賃をいただき、生計を立てる仕事です。

「不動産投資ってハイリスクすぎるでしょ。初期費用高すぎるし、物件の価値がゼロになったらどうするの?」

あなたはこのように感じているかもしれません。

実際のところ、不動産投資は「中リスク・中リターン」な仕事です。

物件の価値が爆発的に伸びることがない代わりに、ゼロになることもありません。”将来の安定”という観点から考えると、FXや株式投資よりも不動産投資の方が適しているのです。

そして、強力なライバルがいないことも不動産投資のメリット。

なぜなら、初期費用の高さや大変そうなイメージから、不動産投資に参入する人が自然と少なくっているからです。

また、一口に不動産投資と言っても、その内実は様々です。

不動産投資の具体例5つ
  1. アパート経営
  2. 一戸建て経営
  3. シェアハウス運営
  4. マンション軽々
  5. コワーキングスペース経営

とはいえ、最低限の貯金がないと、不動産投資は始められません。

目標は300万円です。なぜなら、融資に通る確率が大幅に高まるからです。

2. コミュニティ運営

仕事内容コミュニティを運営/管理
平均年収不明・業態で変動
難易度普通
適正リーダーシップ・コミュニケーション力がある人

近年、価値観の多様化に合わせて、様々な種類のコミュニティが登場しています。

コミュニティ運営とは、いわば”場所作り”。顧客にとって居心地の良い場所と、人とのつながりを提供するのが、コミュニティ運営のミッションです。

種類も、趣味のコミュニティや仕事のコミュニティなど様々。それこそ、フリーランスを集めてコミュニティ化するのも面白いでしょう。

3. 農業

仕事内容作物を育てて業者に卸す
平均年収153万円(売上544万円-経営費391万円)
難易度経験が重要
適正農業が好きな人・農家出身の人

果物や野菜を育てて、スーパーなどの取引先に卸す農業は、場所や栽培方法によって年収が大きく変わるのが特徴です。

栽培方法平均年収
畑作849万円
露地野菜564万円
ビニールハウス1209万円
果樹564万円
稲作253万円
露地花き677万円
施設花き1,545万円
(参考:農業の気になる?年収・給料・収入:スタディサプリ進路)

固定費が大きい上、栽培成果が天候に左右されやすいため、専業で農家をするのはおすすめしません。

しかし「農業が好き!」という思いがある人は、Web系の仕事と掛け持ちで取り組むのはアリだと思います

筆者の知り合いには「午前はエンジニア、午後は農業」というライフスタイルのフリーランスがいます。彼いわく、農業がちょうどいい気分転換になっているとのことです。

4. 実店舗運営

仕事内容店舗を経営する
平均年収業種による
難易度難しい
適正学びに抵抗がない人

自営業として、飲食店や美容院、アパレルショップなどの実店舗を経営する働き方もあります。

ただし、個人店を経営するのは簡単なことではありません。特に飲食店は、廃業率が非常に高い業種として有名です。

M&A総合研究所によると、飲食店の開店3年以内の廃業率は70%越え。そんな現状を調べもせず、毎年多くの飲食店がオープンしています。

もしあなたが実店舗の経営を成功させたいなら、意識しておきたいポイントが3つあります。

実店舗経営のポイント3選
  1. マーケティング・販促活動を徹底的に勉強・実践する
  2. 既存のお客様を大切にする
  3. 他にはないコンセプトを作る

特に3つ目は非常に重要。業態としてはありふれたものでも、コンセプトをずらすだけで存在意義が生まれます。

筆者の知り合いに、コワーキングスペースを経営しているフリーランスがいます。

そのスペースのコンセプトは「平成のノスタルジック」。大人が懐かしさを感じられるような場所作りを目指しているとのことです。

このように、ユニークなコンセプトを設定すれば「ただフリーランスが集まって仕事をするスペース」とは全く異なる店舗になります。

あなたに明確な目的意識があり、資金的な余裕があるのなら、実店舗経営にチャレンジするもの1つの道です。

3.将来性がある& 稼げるフリーランスの仕事3選

高収入が期待できるフリーランスの仕事を3つ紹介します。

純粋に年収だけで比較するのではなく「将来性」「稼ぎやすさ」「再現性」も考慮します。

今は稼げるけど、10年後には需要がないのでは意味がありません。高収入に至るまでの道のりがハードすぎるのも同様です。

たとえば、ブログで1億円を稼いでいるフリーランスはいますが、誰にでも真似できるものではありません。

「誰にでも再現できて、将来的に稼げる見込みがある」という観点で、それぞれの仕事をチェックしてみてください。

将来性&収益性バツグンの仕事3選

3-1. Webマーケター

筆者が最もおすすめする仕事が”マーケター”です。結果の出せるマーケターは、1000万円以上の収入を継続的に安定して稼げます。

理由はシンプル。日本企業のマーケティングスキルが低すぎるからです。

たとえばですが、日本企業の作る家電製品のクオリティは世界一です。しかし、売上面ではサムスンにボロ負け。なぜなら、マーケティングスキルが皆無だからです。

豊富な技術力があり、クオリティの高い製品がある。あとはマーケティングスキルさえあれば、売上はいくらでも伸ばせます。

もしあなたがスキルの高いマーケターになれれば、あらゆる業種・業界から引っ張りだこの存在になるでしょう。

また、マーケターのメリットとして「収入の自動化」が挙げられます。

ネットで集客・販売する仕組みを作ってしまえば、あなたが寝ている時でも勝手に売上が発生します。かなりコスパの良い稼ぎ方ですね。

未経験からでも目指しやすい仕事なので、ぜひマーケティングに挑戦してみてください。

3-2. エンジニア

エンジニアは間違いなく、将来的に安定した高収入が期待できる仕事です。

エンジニアは、今もこれから先も深刻な人材不足。スキルが平均的でも、収入はサラリーマンの平均を圧倒的に上回ります。

レバテックフリーランスで仕事を受注しているエンジニアの平均年収は、800万円前後を推移しています。

2~3年の実務経験の後に独立すれば、すぐに800万円前後の収入に到達するでしょう。

個人の才能に依存することなく、ここまでコスパよく稼げる仕事はなかなかありません。

フリーランスエンジニアの案件ならここ!

3-3.  データサイエンティスト

データサイエンティストも、需要の高さに比べて人材が不足しているため、将来的に安定した高収入が見込める仕事です。

ビッグデータを蓄積している企業は多いものの、適切に管理や分析をして、施策に活かせる人材はまだまだ少ないのが現状です。

細かいデータ分析が得意な人や、ゴリゴリ数字を伸ばすのが肌に合う人は、データサイエンティストを目指すのがおすすめです。

4. 未経験でも始めやすいフリーランスの仕事2選

未経験者でも参入しやすいフリーランスの仕事を2つ紹介します。

未経験でも始めやすいからといって、稼げないわけではありません。

確固たるスキルが1つでもあれば、他のスキルと掛け合わせることで収入を簡単に上げることができます。

就職せずスピーディーに独立したい・なるべく早く稼ぐ経験をしたいなら、以下2つのいずれかにチャレンジするのがおすすめです。

未経験でも始めやすい仕事2選

4-1. Webライター

Webライターは、今日にでも収入を得られる仕事です。極論、日本語の文章が書ける人は、誰でもWebライターになれます。

Webライターの良いところは、仕事の受注から納品までがスピーディーなこと。仕事のサイクルが早いため、フリーランスの働き方を手軽に体験できます。

また、参入ハードルが低い分、Webライターの数がどんどん増えているのが現状。

しかし、スキルが低い人材が大量発生しているので、しっかりと勉強を続けるだけでライバルを蹴落とせます。

すぐに独立したい人は、Webライターに挑戦するのがおすすめです。

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4-2. サイト制作

サイト制作も、実務経験なしでも独立しやすい仕事です。

学習期間としては、3~4ヶ月が目安。

プログラミングスクールや書籍、動画等で基礎を身につけ、自分のポートフォリオを完成させたら、すぐにでも仕事を取ってしまいましょう。

案件は、「クラウドワークス」「ランサーズ」などのクラウドソーシングサイトで探しましょう。

クラウドソーシングは単価がかなり安いものの、実績作りには最適です。

クラウドワークスのサイト制作案件
(2021年11月14日現在、クラウドワークスでは281件のサイト制作案件があります。)

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5. 女性におすすめのフリーランス仕事3選

女性は、結婚や妊娠、出産など、ライフスタイルが変わるきっかけが多いです。

「状況の変化に左右されず、自分のペースで仕事を続けたい」という方も多いのではないでしょうか?

そこでここでは、女性におすすめのフリーランスの仕事を3つ紹介します。

女性におすすめの仕事3選

5-1. Webライター

女性に圧倒的におすすめなのが「Webライター」。

なぜなら、Webライターは働く場所や時間、受注する仕事量が全て自分で決められるからです。

たとえば、生活に余裕がある時はたくさん働いて、妊娠・出産などのタイミングでは仕事をセーブすることができます。

また、未経験から参入しやすいのも嬉しいポイント。

柔軟な働き方を実現するのに、ここまで適している仕事はなかなかありません。

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5-2. Webデザイナー

Webデザイナーもライター同様、生活の変化に対応しやすい仕事です。

Webデザイナーはデザインスキルに加えて、コミュニケーション能力が重要になります。

クライアントの要望をデザインに反映させるためには、高いコミュニケーション・ヒアリング能力が欠かせません。

一般的に、男性よりも女性の方が、コミュニケーションスキルが高いと言われています。会話が好きで自信がある女性は、Webデザイナーに挑戦してみましょう。

デザインを学習するなら、Udemyの「デザイン講座」やTechAcademy(テックアカデミー)の「Webデザインコース」がおすすめです。

5-3. オンライン秘書

パートナーの収入でも十分だけど、副業でお小遣い程度の稼ぎが欲しい」という女性には、オンライン秘書がおすすめ。

オンライン秘書は簡単な書類作成や事務、スケジュール調整などの雑務をリモートで行う仕事です。

Word/Excel等の基本スキルがあれば、特別な経験がなくても案件を受けられます。

手軽に仕事ができる一方、雑務がメインなのでスキルアップには繋がりません。将来需要が高まったり、収入が伸びることは期待できないでしょう。

あくまでパートナーに十分な収入がある場合のみ、オンライン秘書は検討の余地があるといえます。

6. 在宅ワークしたい人におすすめのフリーランス仕事3選

フリーランスの醍醐味といえば”在宅ワーク”。

「毎朝電車に乗るのが嫌だ」「旅をしながら働きたい」という人は、在宅ワークに適している仕事を選びましょう。

6-1. Webライター・コンテンツディレクター

ほとんどのWebライティング案件は、フルリモートで完結します。場所に縛られず働きたいあなたにピッタリな仕事だといえるでしょう。

加えて、Webライターの進捗管理、記事の品質チェックや編集を行う「コンテンツディレクター」も、リモート案件が豊富な業務です。

コンテンツディレクターは、Webライターの上流工程ポジション。フルリモート勤務で1000万円以上の年収が期待できます。

6-2. Webマーケター

フリーのWebマーケターも、在宅で働くことが可能。

Web広告の運用やライターの記事管理、Webツールを使った施策の実行など、リモートで完結する業務がほとんどです。

Webマーケターとして独立するなら、「独学→Webマーケ会社で実務経験→独立」が王道ルート。

Udemyのマーケティング動画や、Webマーケティングスクールを利用して学習をするのがおすすめです。

6-3. サイト制作

企業のホームページやランディングページを作る案件も、ほとんどが在宅ワークで完結します。

サイト制作の魅力は、他のスキルとの掛け合わせが豊富な点

たとえば、WebデザインやWebマーケティングの知識があれば、サイト制作単体よりも高単価で案件を受注できるでしょう。

ただ、在宅ワークとはいえ、クライアントとのコミュニケーション量は比較的多め。

「コミュニケーションが嫌だから家で働きたい」という人には、サイト制作の仕事はあまり向いていないといえるでしょう。

7. フリーランスの仕事の選び方&学習方法3ステップ

「仕事の候補が多すぎて、どれから始めればいいかわからない」と感じたかもしれません。

仕事の選び方はいたってシンプル。

気になったものは全てトライ」です。

ここからは、フリーランスの仕事の選び方と学習方法を、具体的に解説していきます。

7-1. 気になる分野は全て勉強してみる

少しでも興味を感じた仕事は、全て学習してみましょう。

なぜなら、実際にやってみないと、その仕事が好きかどうかなどわからないからです。

プロ野球選手だって、生まれた瞬間から野球が好きだったわけではありません。ボールを投げ、バットを振るうちに、だんだんと野球のことを好きになっていったはずです。

フリーランスの仕事も同じ。一定期間学習をしてみて、初めて「この仕事楽しいな」と感じられるようになるのです。

幸い、どの分野の仕事も、基礎レベルであれば無料・格安で学習できる時代です。コストをかけずに学習する方法は、主に5つあります。

無料/格安で学習する方法5選
  1. YouTube
  2. ブログコンテンツ
  3. サブスク型の学習サービス(Progateなど)
  4. 動画・音声学習コンテンツ(Udemyなど)
  5. 書籍

気になるものには片っ端から手を出し、自分のアンテナがどのように反応するかを観察しましょう。

7-2. 楽しかった分野に自己投資する

色々な分野を勉強するうちに「この仕事楽しいかも」と思うものが見つかるはずです。

このタイミングで、楽しさを感じた分野に思い切って自己投資をしましょう

自己投資の例3選
  1. プログラミングスクールに入ってみる
  2. 作業道具(PC・イヤホン)やアプリ、ツールに課金する
  3. 未経験OKの会社に転職する

稼げるスキルを習得するためには、ある程度身銭を切って学ぶ必要があります。

自己投資にかかった費用は、将来に何倍にもなって返ってきます。出し惜しみをする必要はありません。

もし無料学習をする前に大きな自己投資をすると、その分野が楽しくなかった時に後戻りがしづらくなってしまいます。

ある程度適正を見極めて、楽しいと思った分野に思い切ってお金を投じましょう。

7-3. 継続的に勉強しつつ早めに仕事を受注する

最も重要なことは、早い段階で仕事を受注してしまうこと。

なぜなら、フリーランスのスキルは、勉強ではなく実践で伸びるからです。

案件で失敗するのが怖くて、いつまでも勉強を続ける人は多いです。

特にフリーランスエンジニアには、新しい言語を習得するのが楽しくなり、全然仕事を受注しない人がたくさんいます。

ですが、勉強だけでは実践で使えるスキルが磨かれないんですよね。

たしかに、最初の案件はとても怖いです。わからないことだらけですし、失敗への恐怖やクライアントからのプレッシャーに何度も挫折しそうになります

しかし、緊張と責任の重さに比例して、スキルと実践力も大きく伸びます。

未経験から独立を考えているなら、クラウドソーシングを使ってさっさと案件をとる。

実務経験を積んでから独立を考えているなら、基礎知識を勉強したらすぐに転職先を探す。

行動の速さと失敗への慣れが、フリーランスとして大成する一番のコツです。

8. フリーランスのキャリア設計ポイント5選

フリーランスとしてのキャリアを考える際に、押さえておきたいポイントを5つ解説します。

8-1. 未経験OKな会社に就職・勉強する

実践で効率よくスキルを磨くなら、正社員として実務経験を積むのが近道です。

企業で働けば、業務について先輩からフィードバックをもらえたり、体系的な研修を受けられたりします。独学をするより、はるかに効率よくスキルアップできるでしょう。

また、インプットの精度が上がることも、実務経験の大きなメリット。

たとえば、あなたがとある著名人のセミナーに出席したとしましょう。そこで、司会者から「公演後、全員に5個ずつ質問をしてもらうので、考えておいてください」と言われます。

あなたは、全ての集中力を振り絞ってセミナーに耳を傾けるはずです。

この例と同じく、「独立するためにこの会社で働く」という明確な目的意識があれば、業務における学びの質が最大化します

「独立したいのに転職かあ」と思うかもしれませんが、長期的な視点で考えると転職が一番の近道です。ぜひ検討してみてください。

8-2. スキルを掛け合わせて市場価値を高める

スキルを掛け合わせて付加価値を作ることで、フリーランスとしての希少性が高まります

もちろん、まずは1つの分野を集中して身につけることが大切。しかし、1つの仕事だけだと、年収が頭打ちになってしまいがちなのです。

とはいえ、どのようにスキルを掛け合わせればいいかイメージしづらいですよね。

そこで、再現性の高い仕事の組み合わせを3種類紹介します。

例1. サイト制作×マーケティング

Webサイトの作成と、そのサイトへの集客を組み合わせる働き方。

特にランディングページの作成は、Webマーケティング業務との相性が良いのでおすすめです。

というのも、Webサイトは集客や成約ゲットなどの目的を達成するために作るものだからです。作って公開しただけでは、何の利益も生まれていません。

Webサイトを作れる人材は、今や珍しくありません。しかし、”成果を出せるWebサイト”を作れるフリーランスは、まだまだ少ないのが現状です。

たとえば、ランディングページを作成した後に「このサイトへの集客も任せていただけませんか?」と提案し、追加業務を巻き取っていくイメージです。

例2. Webライティング×コンテンツマーケティング

Webライティングの経験を重ねつつ、徐々に上流工程のポジションに移行していく戦略です。

コンテンツマーケティングは、ライターの書いた原稿を編集したり、プロジェクトの進捗管理を行ったりするポジション。ライターとしての経験を120%活かせる仕事です。

例3. Webデザイナー×サイト制作

デザイン制作とサイト制作をセットで受注するパターンです。最も再現性が高い掛け合わせだといえるでしょう。

クラウドソーシングでは、デザインとサイト構築がセットになっている案件が多数あります。

つまり、デザインができるだけで、受けられる仕事が大幅に増えるということです。

サイト制作を仕事にするなら、ぜひデザインもセットで学んでみてください。

8-3. 上流工程に進んで年収を上げる

高い年収を狙っていくなら、マーケター・ディレクターポジションを目指して仕事に取り組みましょう。

コンテンツ制作の仕事だけでも十分に稼げるのですが、40~50万円の段階で年収の伸びが緩やかになってしまうのが特徴です。

50万円からさらにステップアップするなら、一段階上の仕事を巻き取ることが欠かせません。

コンテンツ制作の段階で着実に力をつければ、上流の仕事を獲得することは決して難しくありません。まずは、目の前の仕事に全力で取り組みましょう。

8-4. オンラインにこだわりすぎない

フリーランスには、「パソコン1台で働いている」というイメージが強くついています。

しかし、Webの仕事にこだわる必要はありません。フリーランスは、オフラインでも仕事を生み出せます

特に、コミュニケーションが好きな人やアクティブな人、教育系の仕事がしたい人にとっては、100%オンラインだけのワークライフは味気ないものになるでしょう。

オンラインとオフラインを上手く組み合わせて、バランスの取れた生活を送ることも大切です。

8-5. 1秒でも早く仕事をとる

繰り返しになりますが、とにかく早く実務を経験することが重要です。

フリーランスの戦闘力は、勉強で伸びるものではありません。実践を重ね、傷つきながら身につけていくものです。

事実、フリーランスとして成功している人は、裏でおびただしい数の失敗を経験しています

「フリーランスの成果と失敗の数は比例する」と覚えておきましょう。

9. 10年後も生き残れるフリーランス3選

フリーランスという生き方は、基本的に不安定です。

明日には仕事が全てなくなっているかもしれません。親密なクライアントから、突然契約を切られることもあります。

フリーランスが明日を生き残るためには、それ相応の対策が必要です。

そこでここから、10年後も生き残れるフリーランスの特徴を3つ紹介していきます。

9-1. 毎日学習を続けていてスキルの幅が広い

フリーランスの市場価値は、シンプルな公式で算出できます。

市場価値 =  仕事の需要の高さ ×  スキルの数・幅広さ

仕事の需要は、景気や世間の流れで変化するもの。しかし、スキルの数は、自分の努力次第でいくらでも増やすことができます。

新しい知識を貪欲にインプットし、常に自分をアップデートし続けられる人は、10年後も必ず生き残ります。

特にエンジニアは、最新の技術や言語のアップデートに対応できないと、すぐにライバルに仕事を奪われます。

フリーランスにとって、現状維持は衰退も同然。厳しい世界ですが、その分やりがいもあります。

9-2. 上流の仕事を受け持っている

上流の仕事を持っているだけで、生き残れる可能性が大幅に上がります。

「上流に行けば行くほど人材が減る」という構造は、フリーランスも正社員も同じです。

コンテンツ制作を突き詰めたら、次のステージを目指すことをおすすめします。

9-3. 情報発信力が強い

SNSやブログを通して情報発信を続けることも、フリーランスにとって重要なタスクの1つです。

なぜなら、情報発信はフリーランスにとって”名刺”になるからです。

パナソニックが作った家電と知名度ゼロのフリー職人が作った家電があるなら、品質への信頼度が高いのは前者です。

信頼度に関して、フリーランスは大企業に大きなハンデを背負っています。

そこで、情報発信が役立ちます。

ブログで継続的に有益なノウハウを発信していたり、Twitterで大量のフォロワーを抱えていたりしたら、「この人ならちゃんと仕事をしてくれそうだな」と信頼してもらえる可能性が高まるのです。

低い信頼度を補うために、ぜひ情報発信に取り組んでみてください。

10. フリーランスの仕事の取り方・探し方5選

営業活動は、フリーランスに欠かせないタスクの1つ。

どんなにスキルが高くても、仕事を受注できなければ意味がありません。

ここでは、フリーランスが仕事を獲得する方法を5つ紹介します。

10-1. クラウドソーシング

クラウドワークス

クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい人・企業と、仕事を受注したいワーカーをマッチングさせるプラットフォーム。

駆け出しのフリーランスは、クラウドソーシングで仕事を受けるのがおすすめです。

なぜなら、初心者でも受注しやすい案件がたくさん転がっているからです。

また、クライアントとのやりとりをサービスが仲介してくれるため、金銭トラブルを避けられるメリットも。

しかし、案件のレベルの低さと引き換えに、単価は全体的に安めになっています。

クラウドソーシングは駆け出しの時期に使い、徐々に他の営業手段にシフトしていくのが理想でしょう。

国内では、「クラウドワークス」「ランサーズ」が二大クラウドソーシングです。フリーランスを目指すなら、今すぐ会員登録を済ませましょう。

10-2. 企業のHPから営業

企業ホームページの求人情報を確認してみましょう。

業務委託は、フリーランスが受注できる案件です。「仕事名+業務委託」で検索してみましょう。

たとえば「Webライター 業務委託」「Webディレクター 業務委託」で検索してみると、検索結果に企業のサイトが出てきます。

クラウドソーシングなどを介さない”直接営業”は、継続的な取引になりやすいことが特徴です。スキルが付いてきたら、ぜひ挑戦してみてください。

10-3. 知り合いのフリーランス・経営者から受注

フリーランスの人脈を広げておくと、知り合いづてで案件が回ってくることがあります。

筆者も、所属するフリーランスコミュニティから頻繁に仕事が舞い込みます。

「フリーランス=孤独」というイメージを持っている人も多いですが、仲間は行動次第でいくらでも増やせるもの。

近年は、コワーキングスペースやフリーランスコミュニティが増加傾向にあります。ぜひ足を運んでみてください。

10-4. SNS営業

SNSから仕事を獲得する方法も。

SNSでの仕事獲得方法3選
  1. 中小企業の経営者にDMして仕事をもらう
  2. フリーランス募集のツイートに応募する
  3. フリーランスのつながりを作り案件を獲得する

SNS営業では、先ほど解説した「情報発信」がカギになります。

フォロワー0人のアカウントから「仕事ください!」と言われても、案件を依頼してくれる経営者はほとんどいないでしょう。

一方、継続的に仕事に関する情報発信をしており、十分なフォロワーがいるアカウントであれば、案件を受注できる可能性が高まります。

もはや、SNSを使わないことはリスクです。すぐにでもアカウントを作成し、日々の学びやノウハウを発信していきましょう。

10-5. 既存クライアントから別の仕事を受注

既存のクライアントから他の業務を巻き取るのも良い方法です。

既存クライアントからの信頼があれば、比較的容易に仕事を獲得できます。

信頼関係を構築するためには、いただいている仕事を120%のクオリティでこなすのが近道。

地道に実績を積み上げれば、必ず他の業務も巻きとれるようになります。

11. フリーランスの仕事についてのQ&A

駆け出しフリーランスによくある質問をまとめました。

11-1. フリーランスに役立つ資格ってあるの?

結論、資格は取らなくて大丈夫です。

たしかに、資格は信頼度を高めるのに一定の効果を発揮します。

しかし、資格の有無よりはるかに大事なのが「経験」と「実績」。

たとえば、仕事未経験だけど資格をたくさん持っている人と、資格なしだけど誰もが知るサービスを開発した経験があるエンジニアがいたら、あなたはどちらを採用しますか?

資格の勉強をする時間があるなら、さっさと案件を受注してしまいましょう。

11-2. フリーランスは田舎でも働ける?

リモートとの相性が良い仕事であれば、田舎でも働けます。

Webライターやデザイナー、マーケターなどは、場所に縛られず働きやすい分野です。

田舎や海外でのライフスタイルに憧れがある人は、リモートとの互換性を考慮して仕事を選びましょう。

11-3. フリーランスの仕事の流れは?

仕事にもよりますが、基本的にフリーランスの仕事は以下のように進みます。

フリーランスの仕事の流れ5ステップ
  1. 案件に応募/営業
  2. 業務委託契約締結
  3. ヒアリング/要件定義
  4. 作業
  5. 納品(修正対応)

12. フリーランスは「行動の早さ」が命

フリーランスとして最も大切な要素は「行動の早さ」です。

どんなにスキルがなくても、どんなに経験がなくても、ライバルより1秒でも早く動ければそれだけで差別化ができます。

逆に、これだけ長い記事を最後まで読みきったとしても、何も行動を起こさなければ、人生は1mmも変化しないのです。

今まで通り「このままでいいのか」と不安を感じながら仕事をこなし、気づけば30代、40代と歳を重ね、どんどん挑戦しない言い訳が増えていく……

こんな風な人生は嫌ですよね?

とはいえ、この記事を読んだことで、フリーランスへの具体的な一歩を踏み出せたのも事実。

せっかくなら、この調子でもう一歩前へ踏み込んでみましょう。

これからフリーランスとして未来を切り開くあなたのために、ネクストアクションプランを3つ用意しました。

あなたのネクストアクションプラン3つ
  1. クラウドワークス・ランサーズに登録する
  2. 気になる仕事を最低3つはピックアップする
  3. 未経験でも転職できそうな企業を3つピックアップする

小さな行動の積み重ねで、人生は変わっていきます。

少しでもフリーランスに興味があるなら、この記事を読み終えた瞬間から行動を起こしましょう。

行動を起こすほど、フリーランスを目指すモチベーションが高まり、あなたの理想のライフスタイルにどんどん近づいていきますよ。