10月14日、SHINCRUにて一つのジャンルに特化したクリエイターによる戦略術指南セミナー、
「とがって生きる我らの生き様を見よ!! 特化型クリエイター戦略術セミナー」が開催されました。

3人の特化型クリエイターによるセミナー&トークセッション

特化型クリエイター戦略術セミナーと銘打たれた今回のセミナー。
気になるポイントいっぱいありますよね?

  • 特化型クリエイターとは何者か?
  • どんなことに特化しているクリエイターなのか?
  • 特化型クリエイターになる方法とは?
  • 特化型クリエイターになることのメリットとデメリットは?

ザっとあげてもこれくらいはあると思います。

イベレポを書くのも特化型クリエイター

タイトルを聞いただけでもなんだか楽しそうなセミナーイベント。
今この記事を見て「参加したかった!」と後悔している人も多いハズ。
そこで参加できなかった方のためにイベントレポートをお送りします。

ちなみに、私、自らも「旅するグルメライター」を名乗る特化型クリエイターの一人。
特化型クリエイターによる、特化型クリエイターイベントの公式レポートとなっています。

そもそも特化型クリエイターとは?

まずは特化型クリエイターの紹介。
今回登壇した3人が名乗る、特化型クリエイターというカテゴリーとは。
写真家やデザイナーという土台に、自らが得意とするジャンルをプラスし、オンリーワンの存在を確立したクリエイターの名称です。

私の場合は、ライターに旅とグルメが加わって旅するグルメライター。
つまり○○デザイナーとか、○○写真家といえば、それは特化型クリエイター。
自覚がなくても「すでに実は特化型クリエイターだった」という人も多いかと思います。

3人の特化型クリエイター紹介

それでは今回の登壇者である3人の特化型クリエイター紹介いたします。
一人目となるのは、昆虫写真家の村松佳優さん。

二人目は、めしデザイナーのマチコ(近藤真琴)さん。

最後、三人目は和風デザイナーひだち(清水 宏積)さん。

・昆虫写真家
・めしデザイナー
・和風デザイナー
一人ひとりはジャンルとして、わからないでもないですが3人集まるとカオスそのもの。

異色の組み合わせのセミナー&トークセッションとなりました。

スライドによるセミナー

今回の「とがって生きる我らの生き様を見よ!! 特化型クリエイター戦略術セミナー」
メインとなったのはスライドを使用した、それぞれ3人の戦略術紹介。

昆虫写真家の村松佳優さんの場合

当然、スライド内容をすべて紹介できないので、抜粋しつつ紹介したいと思います。

トップバッターとして登壇したのは昆虫写真家の村松佳優さん。
現在では自らのWebサイトで昆虫の情報配信中。

昆虫の写真を投稿しているInstagramには8000人以上のフォロワー。
昆虫写真コンテストでは多数の入賞経験があり、個展歴も何度も開催。

アパレル関連の会社にてカメラマンとして勤務する日々の中で、
「好きな事ができていない」 と悩み
「好きな事をもっとやりたい!」と思い立ち、子供のころから好きだった昆虫を専門に撮影する昆虫写真家へと転身。

村松さんのスライドで印象的だったのは、虫という生物は世代交代、つまり進化のサイクルが早いのが特徴的、種が細かく細分化されるので環境変化などに対し進化による対応が上手というエピソード。

確かに人もその点を見習うものがあるような気がします。
ピンチや失敗の度に、それが進化の機会と捉えれば、ピンチはチャンスとなって、成長することができますよね。

また一人の個人クリエイターであっても、一つのジャンルに特化して局地戦に持ち込むことで、大企業や大資本とも戦え得るというエピソードも印象的でした。

つまり意図的に自らで進化の機会を増やしてジャンルに特化することで、生存の可能性がアップするという印象を持ちました。
確かに僕自身、広くライターと名乗るより、旅するグルメライターを名乗る方が、自分の専門性が高くなり、仕事をいただきやすくなった気がしています。

・昆虫サイト「Jewel Insect Life」:https://insect.design/
・昆虫グッズ「いきものものや」:https://www.creema.jp/c/insect
・Instagram:https://www.instagram.com/mushi_yoshi/
・Twitter(人):https://twitter.com/kayu0624
・Twitter(虫):https://twitter.com/insect_design
・Facebook:https://www.facebook.com/yoshihiro.muramatsu.9

めしデザイナーのマチコさんの場合

二番目の登壇者は、めしデザイナーのマチコ(近藤真琴)さん。
飲食店運営会社の企業内デザイナーなど約10年の経歴を経て独立。
デザインのコンセプトは「おいしい・楽しいお店のデザインで食と人を橋渡し」。

飲食店のメニュー表や販促ツールを制作。
デザインの観点から開業・繁盛のサポートをおこなっています。
アナログでの手書きも得意で、店内壁面や看板・黒板の制作も受注中。

めしデザイナーとして特化する前は、組織所属のインハウスデザイナーとして活動していたが、会社と反りが合わず悩みが尽きない日常で、仕事も長続きせず会社員として限界を感じ転身。

「お客さんが喜ぶ顔を直接見たい!」とコネなしで勢いで退職。
フリーで仕事をするうちに、ジャンル特化の必要性を感じ、「やりたいこと、できること、需要がある」の3点を考慮して、自分が特化すべきジャンルを検討して料理系のデザインを選択し、現在に至っています。

ちなみにマチコさんと言えば、箸袋型の名刺がインパクト大。
デザインを通して食とヒトの架け橋を作りたいというコンセプトから、橋渡しから箸渡しというコンセプト名刺を作成。

箸袋を自分の作品のフライヤーにすることで、自分の苦手とする営業ツールにすることを実現。
存在感の大きい名刺を渡すことで、自然と相手と会話が弾む大きな武器となっています。

確かにマチコさんの名刺は、僕の名刺コレクションの中でも異彩を放つ存在となっています。
ちなみにマチコさんの名刺の実物が欲しい方は、ぜひSHINCRUへお越しください。笑

またマチコさんは、ジャンル特化することで自分の中に軸ができたので、飲食以外のデザインの仕事をするのにも抵抗なくなった。というメリットをアピールしていました。

1個に特化していると、別のジャンルが来ても抵抗がないというのは、一見矛盾してるようにも思えますが、それだけに大きな武器であるのは間違いないですね。

唐突に宣伝!我らクリエイターお料理ユニットまちけい食堂

ちなみにマチコさんは、私、グルメライターのけいたろうと お料理ユニット「まちけい食堂」を結成しています。

結成のきっかけとしては、「SHINCRUの受付に飲食系のデザイナーが参加する」と聞いた瞬間、これは!と思いました。
「めしデザイナーとグルメライターが料理を作れば美味しくて楽しそう」ことで熱烈スカウト。

この結成のエピソード一つとっても、お互いが飲食に特化していなければ、結成はなかったかも知れません。

僕自身、食に特化したデザイナーさんに魅力を感じたのと同時に、マチコさんからしても、食に特化したライターからの要請ということで、オファーを受けてもらえたのではないかと思っています。

ランチ会やイベントなども精力的に開催中!
いろいろ企画いたしますので、ぜひよろしくお願いします。
ちなみに前回は、食材持ち込みオンリーのタコパイベントを開催!

大盛況の内に終了いたしました。

・まちけい食堂 Webサイト:https://machikei-shokudou.com/
・まちけい食堂 Instagram:https://www.instagram.com/machikei_shokudou/
・まちけい食堂 Twitter :https://twitter.com/machikei_sk

和風デザイナーひだちさんの場合

最後に登壇を務めたのは和風デザイナーひだちさん。
Web制作会社や編集プロダクションのマーケティング担当を経たのち、和風デザイン専門のデザイナーとして独立。

デザインのコンセプトは『日本らしさをデザインする』。
デザインから構築までを一貫したWebサイト制作。

印刷物の制作やマーケティング戦略指南なども手掛け、企業の和風監修なども行いつつ、神社や日本の神様を紹介するメディアも運営中。

ひだちさんのスライドの根幹のテーマは、「特化することで自分のブランディングに繋がる」ということ。

特化に成功すると自分は何者かを一言で言えるので、自分を的確に紹介できるうえに、話し相手の印象に残りやすい。

確かに交流会などの場では、多くの人が多くの人と出会うので、肩書のインパクトを短い時間で端的かつ正確に伝えて、印象に残るのは重要ですよね。

また印象的だったのは、すでについたイメージの払拭は難しいというエピソード。
特化した当初は和風デザインの仕事ではなく、コーディングの仕事が多かった。
そこでコーディングの仕事をシャットアウト。

和風デザイン一本化することで、一時期は収入が激減したが、一見危険な遠回りではあっても成功に近づけたという内容。

ここまで説明したようにジャンルに特化するというのは大きな武器になる反面、知らないうちに自分の望まないイメージが付いてしまうと、それを払拭するのは難しいので、時々は自分を見つめる時間も重要ということですね。

3人の特化型クリエイターにある程度の共通点

今回登壇した3人の特化型クリエイター。一見するとカオスな組み合わせですが、一つの共通点もありました。
それは特化する前と後では、さまざま変化があったこと。

特化することというのは、特定のジャンル以外を切り捨てることであるので、ストライクゾーンは狭くなり仕事量は減ってしまいそうですが、仕事がもらえる場面や単価面では、逆に増加したそうです。
3人とも言葉は違えど、口をそろえてそう言ってました。

また私自身も、そう思います。
野球に例えると、特定の球種、特定のコースに来た球に対しては、フルスイングできるという強みを得た結果なのでしょう。

つまり現在クリエイターをしているものの、現状の仕事の量や質に満足がいっていない場合には、思い切って自分の名刺の肩書の欄に、自分の得意とするジャンルを書き足してみることで、停滞した現状打破の一因となるかもしれません。

イベント後半はトークセッション

3人の登壇者の個別のスライドによるセミナーが終了し、後半は3人と受講者を交えてのトークセッション。
それぞれのスライドを見終えた受講者から登壇者に対しての、質疑応答が開始。
これまでのスライド以上に具体的な話となりました。

トークセッションの質問と回答を一部紹介

ここでは受講者から寄せられた質問をごく一部だけピックアップして紹介します。

Q
特化型クリエイターになる際に追加する要素は、自分の好きなこと?自分ができること?
A

ひだちさんの解答
好きなことやできることの中間。
続けられることを選択すると無理ないコンテンツやブランド作りの継続がしやすい。

マチコさんの解答
自分としてはできることを優先した。
続けられるのは大事。今までの経験も踏まえて、できることを続けた。

村松さんの解答
好きなことやできることを考えて、その中の一つを選ぶ基準として、需要のある勝率の高い物を選択するとベター。
※ただし、情熱ややる気がみなぎっている場合には、好きなこと優先でも大丈夫。笑

なるほど。特化型のクリエイターとなると、ストイックなイメージもありますが、あくまで自分の中で、できることや続けられることという要素を伸ばしたという考え方も可能なようです。

何が何でも1個を選び、ほかのことには目もくれないというイメージとは、実際には少し異なりますね。

セミナー最後に交流会

トークセッション終了後は、登壇者も受講者も入り混じっての交流会の開始。
軽食とフリードリンクを囲んで、会場はより砕けた雰囲気。

セミナーやトークセッションでは聞けなかったホンネを交えた雑談や名刺交換など、会場のあちこちで交流が行われていました。
マチコさんの箸袋名刺、やっぱり人気でした。笑

今回のレポートはこれにて終了。

このレポートを読んで「特化型クリエイターセミナーに参加したい」と思った方は、会場となったSHINCRUのSNSをぜひフォローしてチェックしてみてください。

次回以降の開催があれば、告知されます。

また枚方のコワーキングスペースSHINCRUでは、ためになるイベントや面白いイベントを定期的に開催。

イベントに参加したい人はもちろん、イベントを開催したいという方のご連絡をお待ちしております。

この記事を書いた人

けいたろう

けいたろう

SHINCRU会員の、けいたろうと申します。旅するグルメライターとして、主に京都と大阪を歩き回って旅行情報サイトにガイド記事を書いてます。こちらのサイトでは、いろんな所のイベントに顔を出してそのレポなどを書いています。よろしくお願いします。