はじめまして。
SHINCRU会員の方城伸と申します。
普段はライターとして、SHINCRUを利用させてもらってます。

さて。
知り合いの科学コミュニケーターがラジオの収録に出演するという情報をキャッチ!
そこで突撃潜入取材してきました。



というのは大嘘(笑)

ラジオの公開収録の潜入レポート

僕自身がただ一介のファンとして聞いていたラジオ番組が、
公開収録を行うのでイベントに応募したら当選してビックリ!
当選後に改めて出演者の一覧を見ると知り合いが出演していてさらにビックリ!
「これはぜひ記事にせねば」という思いでイベントレポートを思い立ちました。

「秘密結社 大阪ぴかぴか団」第2回 公開秘密集会に潜入!

今回お邪魔するのは「秘密結社 大阪ぴかぴか団」という日曜の深夜に、
朝日放送ラジオ(AM1008kHz・FM93.3MHz)で放送されているラジオ番組。

“関西に眠る才能の原石を「ぴかぴか」に磨き上げる秘密結社、
それが「大阪ぴかぴか団」である!”と番組内では説明がされています。

カオスこそが真骨頂の大阪ぴかぴか団

ここまで書くと、なんだか真面目でお固い放送っぽいけど、放送内容はいたってカオス。
ラジオと言う絵のないメディアであるにもかかわらず、
フィギュア造形師が紙で製作するロボットの「カミロボ」の紹介や、
世界流しそうめん協会の会長を呼んでスタジオ内で流しそうめんを断行。

実物を見ないとさっぱり魅力の伝わらない人々を呼んで紹介するという、
勇気とも無謀とも判断しづらい放送を繰り返している番組、
それが「秘密結社大阪ぴかぴか団」。

番組構成をサラッと紹介

ちなみに番組では秘密結社という設定になっていることもあって、
出演者には全員番組内オリジナルのエージェントネームが設定されています。
紹介されるゲストは2週続けての登場となり、1週目で活動内容の紹介と入団の面接。

その後、入団の可否と合格の場合にはエージェントネームの授与。
2週目に実際に番組に活動するという内容が基本となっています。

大阪ぴかぴか団のメインMC紹介

そんな番組のMCを務めるのは、演劇集団Piper(パイパー)の代表も務める後藤ひろひと。

後藤ひろひとのエージェントネームは、自身のニックネームでもある「大王(だいおう)」。

そして大王の片腕としてサブを固めるのは京都出身で、
エージェント「DOS(ドス)」こと北村真平アナウンサー(写真手前)。

「秘密結社 大阪ぴかぴか団」第2回 公開秘密集会の会場は銭湯

そんな素敵なラジオ番組が公開収録を行うのはもちろん普通の場所ではありません。
今回収録が行われたのは、なんと銭湯。

銭湯を舞台にして「お風呂でやったら怒られることをあえておこなう」スポーツイベントの、
「オフロンピック」を紹介する経緯で 番組に出演し、
入団が認められた銭湯店主でもあるエージェントHOTが代表を務める、
住吉区にある朝日温泉という銭湯が会場に選ばれました。

ちなみに実際に収録が行われたのは銭湯の中でも禁断のエリアと言われる女湯の脱衣場。
出演者は全員男性で、普段入れない場所だけにテンションが上がっていました(笑)

なお、今回収録が行われたのは年明け1月5日と1月12日の放送分となっています。

1本目の収録はエージェント伝わらないブラザーズ

まず収録が行われたのは過去に放送された回の中でも、
ラジオで内容が特に伝わりづらかったエージェント3人。
その3人が「伝わらないブラザーズ」を結成し、
それぞれの秘蔵の品々をリスナーの前に披露しようという回。

もちろん今回も映像はなし!(笑)

公開収録なのでリスナーのリアクションはあるものの実際の放送ではもちろん映像なし。

いいんでしょうか?それで(笑)

伝わらないブラザーズの面々

今回の収録で集まったゲストのエージェントは4人。
まず右奥は、朝日温泉の代表でもあるエージェントHOT。

カミロボ製作者エージェントLOBO

そして右から2番目はすでに紹介した紙による ロボットのカミロボを製作する、
エージェント「LOBO」。

レトロ昭和家電の伝道師エージェントRETRO

その次は現代の感覚からすると不思議な機能を持った、
昭和の懐かしい家電を紹介するエージェント「RETRO」(写真左)。

迷子のコピーライターのエージェントUFO

そして左端の金ピカの人は迷子のコピーライター日下慶太ことエージェント「UFO」。

エージェントLOBOのカミロボ登場!

金ピカのエージェントUFOによって出オチ感が半端ないですが、
まずはエージェントLOBOが制作しているカミロボが紹介されました。

このロボットが紙製という衝撃!

すでに紹介していますが、このカッコいいロボット。実は基本は紙製。

エージェントLOBOがこの紙製ロボットを初めて作ったのはなんと小学3年生。
このロボット同士を戦わせてプロレス遊びを行っていたとのこと。
スゴすぎで言葉も出ません。

しかも今回の収録ではカミロボ第1 号となる「黄色いロボット」も披露していただけました。

これらのカッコいいカミロボをラジオの音声だけで、
放送した大阪ぴかぴか団の勇気は驚愕に値します。

実際に放送された回では先代のアナウンサーエージェント「JAM」こと上田剛彦さんが、
その力量をフルに活用して魅力を伝えようとしました。

しかしカミロボのスゴさがさっぱり伝わってなかったので、
今回リスナーの前に登場した時には歓声が沸き起こっていました。
と言ってももちろん今回も音声のみでの放送となりますが(笑)

カミロボの新ユニット異素材軍団

なおエージェントLOBOは最近では「異素材軍団」と呼ばれる、
紙以外の身近な材質を使ってロボット作成。
便所サンダルを使用したロボットや、若葉マークを使用したロボットが登場しました。

こちらは石油ポンプのロボット。

さらに既存のお菓子の包み紙などを、既成のデザインを利用したロボットが紹介。

カミロボのクオリティの高さに会場が大きなどよめきに包まれました。

エージェントRETRO所蔵の謎の家電登場

エージェントLOBOに続いて秘蔵のコレクションを紹介するのはエージェントRETRO。
昭和のレトロ家電を収集するエージェントRETROが持ってきた、
懐かし家電も一筋縄ではいかない変わり種がいっぱい。

普通、レトロ家電というと郷愁を誘う共通認識のイメージがありますが、
エージェントRETROが紹介するのは、見たこともないような家電ばかりで、
懐かしさの欠片もさっぱりないガラパゴス家電だらけとなっています。

電気で消しゴムが振動するぞ!電動消しゴム

まず紹介されたのが電動消しゴム。

電動歯ブラシのような装置の先に小さな消しゴムが取り付けられている家電で、
スイッチを入れると消しゴムが微細に振動。
鉛筆やペンで書かれた文字も消えてしまうという優れもの。「のはず」なのですが、
いかんせん昭和からの年代物。

消しゴムがとっくに劣化していて文字が全く消えず、
出てくるのはモーター音と消しカスの緑の粉という残念な結果となり会場大爆笑。

カワイイ鳥の声に思わずうっとり?!電子ブザーピッピ

ほかにエージェントRETROが紹介した商品は電子ブザーの初期型モデルの「ピッピ」。
それまで電子ブザーというのはいわゆる無機質な音しかなく、
温かみを感じようと鳥のさえずりを再現した意欲的な(?)商品。

しかし当時の家電技術と現在の技術の差からすると、かなりチープ。
その残念感がたまらず、ピッピのスイッチを入れるたびに流れる、
チープな鳥の声に会場では笑いが起こり、ピッピ=笑いのブザーのような状態に。

ライトセイバーか?!電動孫の手BACK-O- SCRACHTER

エージェントレトロが最後に紹介した商品がBACK-O- SCRACHTERという謎のアイテム。
シルバーの取っ手部分だけ見ると、まるで某スペースオペラ映画のレーザー兵器のよう。

この家電。名前からなんとなくの想像がつくかもしれませんが、実は電動孫の手。

こちらもスイッチを入れると微細な動きで孫の手部分が振動するという商品。
会場にいた全員の頭には、「振振動する必要あるか?」という思いがよぎったハズです(笑)

プロジェクトXにも登場しない影の存在

エージェントレトロが紹介したこれらの家電は、
現在の感覚から言うとあまり利用価値がないように思えますが、
当時の日本人が試行錯誤の末に生み出した努力の結晶。
こういった家電の積み重ねがあって、現在の洗練された商品が誕生したかと思うと、
感慨深いものもないではない感じがします。

金ピカエージェントは敏腕の電通コピーライター日下慶太氏

最後に紹介するのはエージェント UFO こと迷子のコピーライターの日下慶太氏。
とんでもない衣装での登場ですが、実はエージェントUFOは電通マン。
バリバリに広告を制作している敏腕のコピーライター。
なのですが、現在は各地で UFO を呼ぶイベントなどを実施し、その衣装がこの金ピカの衣装。

宇宙人になりきるために遮光器土偶

「UFO を呼ぶからには、自分なりに宇宙人に近い存在になろう」と考え、
日本式の UFO 衣装ということで遮光器土偶をモチーフにした衣装での登場となりました。
MCを務めるエージェント大王もUFOやトンデモ界隈に造詣が深く、
リスナーが若干、置いてけぼりになる不思議な雰囲気に包まれました(笑)

1本目の収録はこのように「伝わらないブラザーズ」と題した収録は大盛況のうちに終了。

公開秘密集会の2本目は冬休み大人科学相談室

続いて2本目の収録が行われました。

冬休み大人科学相談室が2本目のテーマ

2本目のテーマは「冬休み大人科学相談室」。
科学相談室という形をかりての科学VS虚構のテーマでの収録となっています。

虚構の代表者は嘘ニュースサイトの社主エージェントGROSS

収録に参加したエージェントは3人。
まず一番右端。変テコなお面をつけているのはエージェント「GROSS」ことUK氏。

世間に嘘をばら撒く虚構新聞社

こちらのUKさんは嘘ニュースのみを15年近くも配信している、
「虚構新聞」というウェブサイトの社主。
虚構新聞は、なさそうでありそうな嘘ニュースを世間にばら撒き、
善良な国民にぬか喜びと驚きを提供しつづける悪質なサイトです(笑)

メディアの特製上、顔出しはNG。
公式の場に登場する際には、お面をかぶっているそうです。

科学の代表者は科学コミュニケーターのエージェントはやぶさ

そしてその左側にいるのが、私の知り合いでもある科学コミュニケーターの、
エージェント「はやぶさ」こと本田隆行さん。

はやぶさというエージェントの名は、2003年に宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた、
小惑星探査機のはやぶさのプロジェクトに携わったことに由来しています。

科学コミュニケーターってこんなお仕事

科学コミュニケーターという、ちょっと聞きなれない職業は、
普段馴染みのない科学というジャンルを世間の人に、
分かりやすく伝えることを行っている職業だそうです。

 枚方のコワーキングスペース SHINCRU 
枚方のコワーキングスペース SHINCRU
https://shincru.jp/%e3%81%b2%e3%82%89%e3%81%b0%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc/%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e5%87%ba%e6%bc%94%e5%a4%9a%e6%95%b0%ef%bc%81%e5%85%a8%e5%9b%bd%e3%81%a7%e3%82%82%e7%8f%8d%e3%81%97%e3%81%84%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9
枚方で電源・Wifi完備の仕事や勉強ができるコワーキングスペースです。枚方公園駅徒歩4分。

虚構新聞は事実を報道すると謝罪

ちなみに虚構新聞では常に嘘をつき続けるというのが社命。
うっかり事実に基づいた記事を書いたり、記事の内容が現実化してしまうと、
記事の内容に誤植があったとして謝罪文の掲載をしなければならないというのが、
社のルールとして存在しています。

ちなみにエージェント名のGROSSの名前は、
森永製菓の12個入りのチョコ「ダース」がさらに12個入った、
144個入りチョコ「グロス」が発売という虚構記事を書いたところ、
後に実際に発売され、謝罪を行った上記の事件に由来しています(笑)

新たな謝罪対象となる記事探し

今回は虚構新聞がこれまでに発行した記事の中で科学的見地から見た場合に、
実現できるものが紛れていないかを検証し、
万が一発見した場合には謝罪をしてもらおうという企画。

つまり嘘をつくプロと、事実を分かりやすく伝えるプロの対決。
そんな内容の収録が行われようとしています。銭湯で(笑)

現役アナウンサーによる虚構記事の読み上げ

ちなみに今回の収録では虚構新聞の原稿をニュース原稿の形にリライトされ、
本職は現役アナウンサーであるエージェントDOSによって、
虚構ニュースの読み上げも行われました。まさに贅沢な技術の無駄遣い(笑)

科学VS虚構に参戦した妄想代表の代走みつくに

また3人目となる左端にはエージェント「駅長」こと、
松竹芸能のお笑い芸人の代走みつくにさんが飛び入り参戦。

エージェントネームである駅長は、お笑いの仕事のかたわらで、
実在しない路線図を描く妄想路線図作りという趣味に由来。
今回の科学VS虚構の対決に、妄想という花を添える形での参戦となりました。

科学VS虚構の対決の様子を一部紹介

そんな科学VS虚構with妄想の図式で開始された対談収録。
実際に収録で行われた対談の様子を虚構新聞の記事と一緒に一部紹介しましょう。

蜘蛛の巣構想という名の富士山頂からのロープウェイ

■「富士山頂から沖縄へ」 本栖湖大が長距離ロープウェー構想 – 虚構新聞

記事の内容を要約すると。
富士山頂に拠点駅を作り日本各地へ超長距離ロープウェイを張れば、
各都市への最短距離の移動が可能で、東京へは20分での到着が可能。

またコスト面においても、トンネル掘削などもの工事が不要。
ワイヤーを張るだけで工事が完了するので、リニア新幹線より遥かに安く導入できる。
さらに燃料も不要で、既存の交通網より低コスト。
また富士山頂から各都市へは空の旅にもなるので、
快適な運送技術が確立するのではないかと言う記事。
※虚構記事ですので、もちろん事実とは関係ない嘘の記事です。念のため。

ありそうでなさそうでありそうなのが虚構新聞の醍醐味

油断していると、なんとなく実現性のありそうなこちらの記事。
エージェントはやぶさには、「地図上では同じ高さに見える日本各地も、
地球の丸さの関係から富士山の山頂からワイヤーを張れる範囲には限界があって、
最大半径は200kmくらいになる」と指摘。

沖縄までは物理的にワイヤーが張れないという根拠を理由に、
記事の記事の虚構性は守られ、謝罪記事は免れました。

富士山頂と沖縄を結べる高さを逆算

では逆に、沖縄までワイヤーを張るのに必要な高さを計算すると、
宇宙空間へと突き出すような、150kmにも及ぶ建造物が必要となるとのことで、
話はいつの間にか軌道エレベーターまで及ぶ壮大な議論となりました。

いろいろと噴出する蜘蛛の巣構想の障壁

また「富士山頂―東京間を20分で結ぶと、ロープウェイには自由落下並みのGがかかる」と、
エージェントはやぶさの説明があると会場は大爆笑。
さらには、そもそもそれだけの長さのワイヤーを貼るには、
富士山頂とほぼ同じ高さの支柱が何百、何千も必要という計算になってしまいました(笑)

エージェント駅長の妄想参戦

このように惜しくも実証ならずとなった、富士山頂からのロープウェイ構想に、
エージェント駅長こと代走みつくにさんは、
「ぜひ、妄想路線図の中で実現したい」とコメントしていました。

ほかにも3本の虚構新聞記事から科学VS虚構対決

ほかにも虚構新聞から以下の3本の記事が抜粋され、科学VS虚構のテーマで収録が進行。

■ゴキブリ、ピンクに染める化合物開発 殺さない駆除剤へ道 – 虚構新聞

■「潤滑剤でプレート建て付け改善を」 地震根絶研究会提案 – 虚構新聞

■「かわいいね」褒め過ぎ盆栽、枯死早める可能性 千葉電波大 – 虚構新聞

「しょうもない」と「アカデミック」が入り混じるカオスな収録となりました。

結局は虚構新聞からの謝罪展開はなし

結局今回の収録では4本の記事の検証によって「科学VS虚構」の対決が行われましたが、
現実化しそうな記事は登場しないまま対談は終了。
UK氏は「まだまだ挑戦したい」とコメント。今後もこの対決は続いていくようです。

ちなみに今回、科学と虚構に分かれて対談を行ったエージェント二人は何と同じ大学の出身。
同じ道を歩んだ二人なのに、こうも立場が分かれることが最大の不思議でもありました(笑)

リスナーからの科学的疑問をエージェントはやぶさが解決

虚構新聞からの検証と言う企画が終わり、
残った時間にはリスナーから事前に募集していた質問回答のコーナーに突入。
「コップの氷が溶けても水があふれないのに南極の氷が溶けたら水がなぜあふれる?」や、
「波の始まりがどこからか?」といった素敵な質問が提出され、
それに対しエージェントはやぶさが回答すると言う形式での質疑応答が行われました。

収録が終わったら銭湯で気分一新

またすべての収録が終わった後は会場となった朝日温泉で、
すべての出演者とリスナーを交えての1番風呂に入ると言う企画を実施。

リスナーとエージェント全員が裸の付き合いが開かれ、
誰がリスナーだか誰がエージェントだかパッと見では分からないという
番組を象徴するようなカオス状態でありながらこの上なく楽しい空間が誕生しました。

収録の様子がYouTube配信!

ちなみに今回の収録、実はではラジオの収録と並行して、YouTubeの動画も撮影。
その様子が実際に配信され、文章や音声では伝わりきらない収録の様子が見られます!
映像を見たところ編集なしのノーカット配信ということで、それはそれであまりにも挑戦的。
やっぱりカオスな番組となっています(笑)


https://www.youtube.com/watch?v=LQTPEfB0ER4

この記事を書いた人

けいたろう

ひらば会員の、けいたろうと申します。旅するグルメライターとして、主に京都と大阪を歩き回って旅行情報サイトにガイド記事を書いてます。こちらのサイトでは、いろんな所のイベントに顔を出してそのレポなどを書いています。よろしくお願いします。